どのような物でも自分で価格が設定でき、部屋の片付けにも一役かってくれる。

近年、需要が増えつつあるamazon。

新生活が始まるこの時期『引越しのついでに売ってしまおう!』と考える人も多いのではないだろうか。

私もそのような人々のひとりだ。

先日、手を焼いてしまった事例を紹介したい。

私が『売ってしまおう!』と考えたのは、精密機器。

俗に言う、スピーカーだ。

しかも、割と大きなSHARP製のサウンドバースピーカー。

割と気に入ってはいたが、思い切って、引越しを機に処分を決めた。

気に入っていた物なので、安く譲りたくなかった。

持ち込みで引き取ってくれるリサイクルショップよりもamazonを選んだ理由はそこにあった。

出品は、写真をとって、商品の詳細を入力し、商品の状態、発送方法を設定し、価格を設定する。

とてもスムーズだ。

きっと慣れている人ならものの10分で完了してしまうだろう。

売れるまでは早かった。

コメント欄へ、購入したい方からメッセージが来るのだ。

簡単なやり取りや、詳細の説明などを行い、購入ボタンを押してくれた。

簡単だ!

そして、私は思いのほか高く売れたことに喜んでいた。

さて、発送をしよう。

あれ、まずい。

この時、ふと気付いた。

どうやって発送すれば良いのだろうか、全く考えていなかったのだ。

残念なことに、買った当初に入っていた段ボールはすでに破棄していた。

とりあえず、ダンボールから手配し、入るサイズに本体が入るであろうサイズへと作り変える。

実に面倒だ。

そして、その後また気が付いた。

精密機器なので、衝撃吸収剤が必要だと。

急いでホームセンターへ行き、衝撃吸収剤を購入。

この時点で、かなりの時間を使っている気がしてきた。

そして、試行錯誤の末、梱包を完了した。

やっと発送できる!

コンビニでの発送を設定していたので、持ち込む予定だ。

一人でコンビニの扉を開けられる自信がとうてい無かったので、ここで一人友人を召喚した。

『手伝ってほしいことがある』と言われてやってきてくれた友人。

まさか、コンビニでの発送を手伝うなど思ってもみなかっただろう。

そして、持ち込んだ。

コンビニで対応してくれたのは、おそらく学生と思われる女性。

『発送お願いします』と伝える。

『お、大きいですね。笑』

思わず心の声が漏れてしまっていた。

コンビニを利用する他のお客さんの目も痛い。

時間はお昼時。

自分たちの後ろに列ができている。

きっと、友人はもっと気まずいだろう。

巻き込み事故をいいところだ。

実に申し訳ない。

友人の顔が見れない。

店員さんはテキパキと手続きをしてくれて、受け取りを行ってくれた。

バックヤードへ運ぶために、店員さんがもう一人後方からやってきた。

かなり重かったのだろう。

申し訳ない。

その後、その友人に食事を御馳走することとなり、売り上げはあっという間に消えてしまった。

サウンドスピーカーは、焼肉に姿を変え、消えていったのであった。

END

amazonの出品はとても楽であっという間に行えるので、利用者が増えることも安易に理解できる。

非常に便利だ。

しかし、こういった『大物』の発送問題については、かなり難ありだという感触を得た。

時間と人件費を考えると、決して賢い選択だったとは思えないのが現状だ。

現に、小物であれば、出品から発送までの流れは簡単なものだ。

しかし、よく考えずに出品をしてしまうと、かえって手間となってしまうことを学んだ経験であった。

とはいえ、他にも洋服や小物などの処分手段としてamazonを活用していきたいと思う。

何でもかんでも出品するのではなく『賢い選択をしてから』だ。

amazonがひとつのライフスタイルとして定着するのも、遠くない未来かもしれない。